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カーマスートラ 〜 娼婦が妻のような生活をする場合(愛人)
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- 2008/04/18(Fri) -
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カーマスートラ娼婦が恋人といっしょに住んで妻のような生活をする場合は、貞女のようにふるまい、恋人が満足するように全力をつくさねばならない。 この場合の彼女の義務は、ひとことで言えば、恋人に喜びを与えることで、表面は彼を愛しているようにふるまうけれど、けっして本心から慕ってはならない。 上述の目的を遂げるためには、彼女は次のようにふるまう。 まず自分に依存している母親が必要である。 その母親は金だけを目的としている体の粗野な女でなければならない。 実際の母親がいない場合は年老いた信頼のおける乳母にその代役をつとめさせる。 母親または乳母は娘の恋人が気に入らないふりをして、むりやり彼女をひきはなしてしまう。 娘のほうはこのことで絶えず腹を立て、失望し、恐れ、恥ずかしく思っているようなふりをするが、母親または乳母の命令に逆らってはならない。 彼女は男の好意を得るために次のようなことをする。 ・召使に恋人が前日に使った花をもらってこさせ、愛情の印として自分でそれを使う。 ・セックスについての彼の物知りぶりや彼の使う享楽法に感嘆してみせる。 ・快楽を彼から手ほどきしてもらう。 ・彼から教えられたとおり、その好みに従って、絶えず享楽法を練磨する。 ・彼の秘密を守る。 ・自分の秘密と欲望を彼に打ち明ける。 ・腹が立っても顔に表さない。 ・ベッドの上で彼が顔を向けたとき、知らぬ顔をしない。 ・彼の希望に応じて体のどんな部分にも手を触れる。 ・彼が眠っているときは接吻し、愛撫してやる。 ・彼が考えにふけったり、彼女以外のことを考えたりしているときは、心配そうに顔をのぞきこんでやる。 ・彼と会ったとき、または自分の家のテラスに立っている姿を見られたときは、適度に恥じらいを示す。 ・彼の敵を一緒になって憎む。 ・彼にとって大切な人々を愛する。 ・彼の好むものは自分も好む。 ・彼の心理状態を敏感によみとって同調する。 ・彼の妻たちに会いたがる。 ・いつまでも腹を立てつづけない。 ・自分で彼の体につけた爪痕や歯形を、他の女がつけたのではないかと疑う。 ・彼に対する愛を言葉でなく、行為や合図やそぶりによって示し続ける。 ・彼が眠っているとき、酔っているとき、病気しているときは、話しかけないで静かにしている。 ・彼が善行を自慢するときは、じっと耳を傾け、あとでそのことを引き合いに出して、彼をほめたたえる。 ・彼が自分にぞっこんほれ込んでいるようだったら、機知にとんだ受け答えをする。 ・彼の話に注意深く耳を傾ける。ただし、自分の競争相手の話についてはそのかぎりでない。 ・彼がため息を漏らしたり、あくびをしたり、寝転がったりしたら、がっかりした悲しそうな表情をする。 ・かれがくしゃみをしたら、すぐに「長生きの印」だといってやる。 ・自分がみじめな気分のときは、体の具合が悪いとか、子どもがほしくなったといってごまかす。 ・他人の長所をほめたり、彼と同じ欠点をもっている人をけなしたりしない。 ・彼のくれた衣装はなんでも身に着ける。 ・彼が病気で苦しんでいるとき、気落ちしているとき、不幸に悩まされているようなときなどは、宝石飾りや食事を断ち、親身になってなぐさめ、悲しんでやる。 ・万一自分から国を離れたり、国外に追放されるようなことがあったら、彼と行動を共にする。 ・彼に向かって、「あなたより後まで生き残りたくない」と訴える。 ・自分の人生の目的や希望はすべてあなたと関係があると訴える。 ・彼が金持ちになったとき、希望が実現したとき、病気から回復したときなど、まえもって約束しておいた祝いを実行する。 ・毎日宝石を身につける。 ・彼に対してあまりにも無遠慮な態度は取らない。 ・彼の名前や彼の家族の名前を歌の中に織り込んで歌う。 ・彼の手を自分の腰や胸や額におき、その感触を楽しんだ後で眠りにつく。 ・自分の財産と彼の財産を区別しない。 ・自分ひとりで社交の集いに顔を出さないようにし、彼に誘われたら、必ず一緒に行く。 ・以前彼が使っていた品物を喜んで使い、彼が食べ残したものを喜んで食べる。 ・彼の家族、気質、技芸の才能、学識、階級、性格、生まれ故郷、友人、長所、年齢、やさしい心などに対して敬意を示す。 ・彼に歌を歌ってくれと頼む。 ・恐ろしさや、寒さ、暑さ、雨などをものともせずに、彼のもとへ通う。 ・きっと来世もあなたの恋人になるにちがいないと語る。 ・自分の趣味や気質や行動を彼の好みに合わせて改造する。 ・代理のものを通じて彼に自分の誠実さと変わらぬ愛を誓い、自分自身で金を受け取る。 男が旅に出たら、彼女は一日も早く帰ることを誓わせ、留守中は幸運のおまもり以外の装身具はいっさい身につけないようにする。 ところで、男の愛が無私無欲のものならば、もし彼が愛する女と同じ目的を持っているならば、彼女に対してなんの疑いも抱かないならば、彼女に関するかぎり金銭に対して恬淡(物に執着せず、心安らかであること)としていれば、男というものはその女に心底から惚れているといわれる。 男と同棲して妻のように暮らしている娼婦の生活態度は以上のとおりである。 |
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